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動作わ分析する意義とは(回復期)

  • 問題点の把握と改善に向けたプログラムの立案
これは、学生の頃からずっと習ってきている部分で、トップダウン評価には欠かせない部分です
ここで重要なのは、
問題となっている能力の障害からそれを引き起こしている機能障害を把握する
そして
目標とするADLの獲得に向けた能力や機能の改善のために必要なプランを考え、プログラムを実行していくということにつながっていくということです

ここからの部分は、学生の時学校ではあまり聞くことはないが、実際の臨床では重要な部分かつ必要不可欠な部分だと思います
  • ADLでの転倒リスクの把握と対策を考え、自立度を判断
①運動機能やバランス能力
・どの程度の身体機能能力をもっているのか
・実際に行える能力とクライアントが思っている能力のかい離
特に実際の能力よりクライアントが自覚している能力が上回っている場合転倒リスクが高まる
(例)どのような手段でも歩行は介助がないと危険だが、本人は一人で歩けると思っている
②環境設定や福祉用具などの物的環境
物的環境などを考慮することで、転倒リスクを回避し、動作上でできるだけ自立度をあげられないか判断する
(例)高さ35㎝では立ち上がる際不安定であり見守りを要するが、高さ40㎝以上からの立ち上がりは安全に行える
(例)T字杖での歩行では左への不安定性があり介助が必要だが、前腕支持型四輪歩行器を使用すると安全に移動できる

最終的に①、②を統合し、転倒リスクを回避しながらもできるだけ自立度をあげられないか判断することが必要

  • スタッフや家族などへの介助指導
能力低下を引き起こしている機能障害を分析し安定性や安全性を確保できるよう指導する
(例)歩行時左立脚初期から中期で体幹屈曲に伴う前方転倒傾向が認められるため、左腋窩介助により同時期の前方転倒傾向を制動し安全性を確保する介助を指導する

[まとめ]
このように実際の臨床場面では、能力、機能の改善に向けた治療を進めていくということだけでなく自立度の判断や介助指導にとっても必要となる
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講義

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昨年も同じタイトルで、某専門学校での特別講義の機会をいただきましたが、
今年もやらせていただきます

この機会で、臨床に携わっている人間として思うことは
学生の人達に学内で行ってきた授業が
どのように実際の臨床と結びつけていくのか
また、どのように結びついているのか

といった部分を理解してもらいながらも
実習、そしてその先のPTとして臨床にたつ場面においても
問題解決や学習の糸口にできるようにできればと思っています

臨床実習生をみている中で、
学内での授業が実際の臨床と結びつかない部分で
なかなか前に進めない部分はできる限り解決できればと思います

脳卒中という病態が多彩であるという点においても
なかなか問題整理が難しい部分であるのでできるだけわかってもらえるように…

僕自身にとってもこの特別講義というのは貴重な機会です

「自立」と「自律」

自立とは
自力で立つことができる
職業人として独り立ちして生活ができ、業務がこなせる状態
経済的自立と技能的自立の2種類がある
①経済的自立
親から独立し、自分の稼ぎで生計を立てる
②技能的自立
業務の方法を覚える
仕事全体の流れや事業の仕組みを把握し、自分なりに改善点や新しい工夫を加えていける。また、いずれは自分が後輩にやり方を教える番になる

自律とは
自分で方向付けできる
自らの規範やルールを内にもち、それにしたがって評価・判断・行動する状態
自分自身の発言や言動に責任が持てること

■自立と自律の対義語
自立 → 「依存」
自律 → 「他律」

他律とは自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動すること
自律≠独立
独立とは、他のヒトとはもう関係なしに、自分一人でやること

自立型人材とは
自分で自分のことさえできたら良く、共生を前提としていない

自律型人材とは
1人1人が各々の役割の中で、他者のニーズなどを把握して調整を図りながら、「自分ができることを、自ら考えて判断し行動する」こと
自分のことだけではなく相手のことも考え行動していて、共生を前提としている

■自律的な仕事の進め方
・「仕事の意味・目的が分かっているヒト」になる(理解)
自分が行ったことがどういう影響を与え、何に貢献しているのかを理解することが重要
そして、その「目的」を追求し、成果を出していくために何をしたらよいのかを分かっていることで、目的意識を持って仕事を進めていくことができる
・仕事を展開するスキルを持つ(実践)
仕事の推進にどのような知識・スキルが必要なのかを把握し、また、自分自身には何が不足しているのかを客観的に評価することができる力
そして、それら知識・スキルを習得し、必要な場面でいかんなく発揮していくことができる力を持っていることが非常に重要
・仕事に「共感」し、やりがいを持つ(共感)

医療における質について

医療における質とは

質とは顧客要求への適合、すなわち、顧客満足を意味している。顧客要求はとどまることなく上昇するため、満足を得られるのは一過性でしかない。したがって、継続的に向上の努力を続ける必要がある


医療の質の要素

①診療の質(技術・能力・成果
設備・機器の質
③付帯サービスの質(接遇・その他)
④提供体制の質(制度・組織・運営
⑤経済性(費用対効果・効率性・支払制度
別の切り口から見ると
①適切性、すなわち、技術
②人間性、すなわち、信頼と安心
③快適性、すなわち、心地よさ
④経済性、すなわち、費用対効果






退院時期を見据えたリハビリテーション計画に必要な目標設定

1.目標設定するとは
患者さんのニーズ家族の要望、そして評価結果と予後を踏まえた目標設定を行い、目標を達成するためにどう関わり問題解決していく必要があるのかといった部分を考え実行していく必要がある

2.どう具体化するかが重要
達成されるとされる「時期」達成されるとされる「レベル・状態」具体的に設定する必要がある
そして、医学的、客観的、根拠に基づいて信頼性のある目標設定が重要

3.目標設定に関わるポイント
①目標は患者さんや家族さんのものであるので、当人が目指すものに意味がある
本人の思いを感じ取り、暮らしの実情を捉える努力が必要
③本人の生活行為の遂行として具体的に示すことに意味がある
目標は言語化され、表現される必要がある
本人・チームと共有し実行していく必要がある
⑥ちょっとした達成で、日々の目標が持てるようにする
⑦現状とのギャップが大きい場合でも、今やっていることの連続性のあるステップを提示する
意欲の持てるような日々の関わりが大切
生活場面からアセスメントし、課題を整理する
本人の自己決定を促し、一緒に目標設定することが重要
潜在能力を引き出す目標設定が大切
デマンドとニーズを明確にする

4.まとめ
「早くよくなり1日でも早く帰れるように…」していくために、達成時期・状態が具体化された目標設定から、目標達成するために、「治療内容を明確に説明」し、「質の高い単位時間当たりの関わり」を行いながら、「量的確保」ができれば患者さんのためになり、さらにセラピストのスキルアップにもつながっていくという双方にとってプラスになっていくと思う
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