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方法論・結果を教え込む指導をする・受けること

後輩や学生に対する「指導」をする、先輩から受けること。また、患者さんに対してリハビリテーションという「指導」をする、患者さんが受けること

 それぞれに対して、方法論・結果を「教え込む」というやり取りは、受け手からすると、「型」の習得が目的化したり、一つ一つの方法論や手段を教えてもらうという受動的(依存的)となる。教え手からすると、相手の考え方は考慮せず方法論や手段の押し付けることができるという、その場の課題(問題)対処に関して言えば即座に対応できる。

 しかし、ここで考えるべきことは、「永続的な成長」、「自己による問題解決・対処能力を向上させる」というその場だけの対処ではなく、その先を見据えたことを考えると、方法論・結果のみを教え込むことをする・受けるということを主眼に置くのではなく、「課題に対する過程」に目を向け、「教え込むのではなく」、「気づかせる・気づく」という「主体的(能動的)」なやり取りこそ必要ではないだろうか。それに対して「フィードバック」をする・受けるという、省察を中心としたやり取りを繰り返していきながら、自己での課題・問題解決ができるという「フィードフォワード」という「永続的な成長」につながっていくと思う。

 個人的な意見ではあるが、結果・方法論のみの教授は受け手の考える機会というものを奪い、同じような案件の課題(問題)であっても、「型」が違うことで再度同じ指導を繰り返していかなければいけないという、「発展的な成長」へつなげることが難しいと感じている

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動作わ分析する意義とは(回復期)

  • 問題点の把握と改善に向けたプログラムの立案
これは、学生の頃からずっと習ってきている部分で、トップダウン評価には欠かせない部分です
ここで重要なのは、
問題となっている能力の障害からそれを引き起こしている機能障害を把握する
そして
目標とするADLの獲得に向けた能力や機能の改善のために必要なプランを考え、プログラムを実行していくということにつながっていくということです

ここからの部分は、学生の時学校ではあまり聞くことはないが、実際の臨床では重要な部分かつ必要不可欠な部分だと思います
  • ADLでの転倒リスクの把握と対策を考え、自立度を判断
①運動機能やバランス能力
・どの程度の身体機能能力をもっているのか
・実際に行える能力とクライアントが思っている能力のかい離
特に実際の能力よりクライアントが自覚している能力が上回っている場合転倒リスクが高まる
(例)どのような手段でも歩行は介助がないと危険だが、本人は一人で歩けると思っている
②環境設定や福祉用具などの物的環境
物的環境などを考慮することで、転倒リスクを回避し、動作上でできるだけ自立度をあげられないか判断する
(例)高さ35㎝では立ち上がる際不安定であり見守りを要するが、高さ40㎝以上からの立ち上がりは安全に行える
(例)T字杖での歩行では左への不安定性があり介助が必要だが、前腕支持型四輪歩行器を使用すると安全に移動できる

最終的に①、②を統合し、転倒リスクを回避しながらもできるだけ自立度をあげられないか判断することが必要

  • スタッフや家族などへの介助指導
能力低下を引き起こしている機能障害を分析し安定性や安全性を確保できるよう指導する
(例)歩行時左立脚初期から中期で体幹屈曲に伴う前方転倒傾向が認められるため、左腋窩介助により同時期の前方転倒傾向を制動し安全性を確保する介助を指導する

[まとめ]
このように実際の臨床場面では、能力、機能の改善に向けた治療を進めていくということだけでなく自立度の判断や介助指導にとっても必要となる

講義

IMG_20170315_113517.jpg

昨年も同じタイトルで、某専門学校での特別講義の機会をいただきましたが、
今年もやらせていただきます

この機会で、臨床に携わっている人間として思うことは
学生の人達に学内で行ってきた授業が
どのように実際の臨床と結びつけていくのか
また、どのように結びついているのか

といった部分を理解してもらいながらも
実習、そしてその先のPTとして臨床にたつ場面においても
問題解決や学習の糸口にできるようにできればと思っています

臨床実習生をみている中で、
学内での授業が実際の臨床と結びつかない部分で
なかなか前に進めない部分はできる限り解決できればと思います

脳卒中という病態が多彩であるという点においても
なかなか問題整理が難しい部分であるのでできるだけわかってもらえるように…

僕自身にとってもこの特別講義というのは貴重な機会です

「自立」と「自律」

自立とは
自力で立つことができる
職業人として独り立ちして生活ができ、業務がこなせる状態
経済的自立と技能的自立の2種類がある
①経済的自立
親から独立し、自分の稼ぎで生計を立てる
②技能的自立
業務の方法を覚える
仕事全体の流れや事業の仕組みを把握し、自分なりに改善点や新しい工夫を加えていける。また、いずれは自分が後輩にやり方を教える番になる

自律とは
自分で方向付けできる
自らの規範やルールを内にもち、それにしたがって評価・判断・行動する状態
自分自身の発言や言動に責任が持てること

■自立と自律の対義語
自立 → 「依存」
自律 → 「他律」

他律とは自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動すること
自律≠独立
独立とは、他のヒトとはもう関係なしに、自分一人でやること

自立型人材とは
自分で自分のことさえできたら良く、共生を前提としていない

自律型人材とは
1人1人が各々の役割の中で、他者のニーズなどを把握して調整を図りながら、「自分ができることを、自ら考えて判断し行動する」こと
自分のことだけではなく相手のことも考え行動していて、共生を前提としている

■自律的な仕事の進め方
・「仕事の意味・目的が分かっているヒト」になる(理解)
自分が行ったことがどういう影響を与え、何に貢献しているのかを理解することが重要
そして、その「目的」を追求し、成果を出していくために何をしたらよいのかを分かっていることで、目的意識を持って仕事を進めていくことができる
・仕事を展開するスキルを持つ(実践)
仕事の推進にどのような知識・スキルが必要なのかを把握し、また、自分自身には何が不足しているのかを客観的に評価することができる力
そして、それら知識・スキルを習得し、必要な場面でいかんなく発揮していくことができる力を持っていることが非常に重要
・仕事に「共感」し、やりがいを持つ(共感)

医療における質について

医療における質とは

質とは顧客要求への適合、すなわち、顧客満足を意味している。顧客要求はとどまることなく上昇するため、満足を得られるのは一過性でしかない。したがって、継続的に向上の努力を続ける必要がある


医療の質の要素

①診療の質(技術・能力・成果
設備・機器の質
③付帯サービスの質(接遇・その他)
④提供体制の質(制度・組織・運営
⑤経済性(費用対効果・効率性・支払制度
別の切り口から見ると
①適切性、すなわち、技術
②人間性、すなわち、信頼と安心
③快適性、すなわち、心地よさ
④経済性、すなわち、費用対効果






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