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動作観察のポイント

臨床実習で悩むことのひとつに
動作観察から分析ができない…

指導者からは「正常を理解しなさい」と助言を受けて
正常動作を勉強する

しかし、実際の観察ではなかなか見れない…

こんなことってないですか?

今回は僕の拙い経験からですが
動作観察のポイントを考えてみたいと思います
■書くことが重要ではない
学生の頃運動部に入っていた人なら経験があるかもしれませんが
〝うまい人のマネをする〟
という経験はないでしょうか

まずここが重要だと思います
臨床実習指導をしていて学生さんが動作観察をする際
〝見る〟というより〝書く〟ということに必死になりすぎている
気がします

書くことに必死になると結局1部分という局所した見れず
全体がどうなっていたかがわからず
文章化する際に困っていることを多く見かけます

観察の際には、まず
①視覚的イメージをつくる
②自分で体現(まね)してみる
これができれば、後から自分で体現しながら
文章化すればいいと思います
そうすれば全体がわかってくると思います


■知識としてはある程度の正常の理解とよく起こる現象の理解
正常の動作は実際観察した現象が正常なのか異常なのかを知るためには
もちろん理解しておく必要があると思います

それに加えて、
良く起こる現象についても文献などから知識として知っておくと
ある程度見るポイントがつかめるのではないでしょうか

いずれにしても観察で得られたことに対して〝あれ?なんか違う〟
と気づければ、全てを理解していなくても
あとから調べればいいのです

正常の力学的な理解に加えて、筋活動などの理解もしておくと
後の分析が行いやすくなると思います


■正常と異常って?
〝正常〟とは簡単に説明すると
様々なバリエーションでできるということ
〝異常〟とは
画一的な方法でしかできないということ

臨床実習における観察場面で学生さんは
〝異常〟を探し出そうと必死になっている場面を
多く見かけます

しかし、
異常=悪いこと
とは言い切れないと思います
これは分析へとつながっていくことですが
「なぜこの異常部分が問題か」ということが
説明できない場合は
正常と違うからという観点で見ているのだと思います


■観察を行うポイント
①まず、異常を探そうとしない
歩行を例に挙げると
危ないな…こけそうだな…

いつこけそうかな…

右の立脚中期に右側方へこけそう…なんで?

その時どういう動きなんだろう

という風に大きく捉えて少しずつ細分化していく
そして全体を見て体現していく
つまり実用性の部分からみていくことが大切だと思います

これができると観察から分析だけでなく
実際に患者さんとの歩行する際
ここが危ないからここにいて、どう介助に入ればいいか
など実践的な見方へと変わってくると思います


ここまで行けばあとは分析を行い
実用性の部分から問題の仮説を立てていく
そして検査・測定で実証して
結果を統合し、解釈へつなげればいいということになります



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