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指導に必要な動機づけを考える

スライド25
達成動機とは、目標に向かうやる気のことを言います。これには、アンビバレントの心理といって「達成したいという願望」とその逆で「失敗恐怖」という相反する心理があります。
つまり、やる気はあっても失敗したらどうしようという感情が強すぎて動き出せないということです。いかに、後ろ向きの感情を減らし、前向きの感情を増やすかということが大切になってくるわけですが、相手の気持ちや考えなどを傾聴していく中で、失敗恐怖を減らしながら達成願望を増やしてあげられるような関わり方ができるかがおおきなポイントとなってくると思います。

スライド26
次は内発的動機づけです。これは、何かを学習するとていうことに対して最も効果があると言われている動機づけですが、好奇心や関心など、自分自身がやりたいという感情によってもたらされる動機づけです。そしてこの内発的動機づけを決定する因子として「自己決定」により、達成感やうまくできるという有能感から成長を実感する。そしてこれが、フロー体験につながりさらに内発的動機づけが加速され、学習効果の向上につながるということです。指導者としては、先ほどの達成動機づけからいかに内発的動機づけにつなげていってあげられるかということが実習を進めていく上で、大切なことだと思います。

スライド27
そして、外発的動機づけとは、義務、賞罰や強制されることでもたらされる動機づけで、目的を達成するための手段という意味づけが多いです。つまり、その行為そのものというよりは、報酬を得るための手段としての動機づけと言えると思います。

スライド28
そして、それぞれの特性としては外発的なものに関しては目的達成のための手段としての意味合いが強いため、もっといい方法があれば、その方法へ転換するなど広い視野はもてる
内発的なものでは、その行為自体が目的のため、集中力を集約し、大きな成果を残せる一方で他の選択肢に関しては盲目的となりやすいという点があります。ただし、「学習」という観点が見ると、外発的要素に比べて内発的要素の方が、学習効果は高いです。

スライド29
では、実際にどう動機づけをしていくかということですが、まず達成動機づけの中で、前向き感情を増やし失敗恐怖を減らしながら達成願望を強めていく。そして、ここのスライドにも示していますが、基本的には、内発的動機づけから正の強化を行い成功体験を積み重ねていく。これが難しい場合では、きっかけは外発的動機づけによる負の強化を用いても、とりあえずやるということで、作業興奮を期待するのもいいのではないかと思います。この外発的動機づけはマイナスの要素ではなく、新たなことに対する「きっかけ」や「機会」と考えてもらえればいいのではないでしょうか。

スライド30
そして、動機づけによって、「命令」してやらせるという受動的な要素から、やる気を上げることで、「指導」できるような状態にできれば、まずはいいのではないかと思います。その中で、スキルの向上がみられてこれば、さらに「委任」という形で、関わり方を変化させていくことも必要だと思います。
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