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受動的から能動的な学習

臨床実習の指導で、多く聞かれるのが

「自発性がない」という声…

このことについて今日は考えてみたいと思います

日本の学校教育というのは、どちらかというと
先生が授業を通じて生徒に教える
生徒はそれを聞く
というスタイルがほとんど

そのような教育の中で、
臨床実習に出で急に自発性を求められても
なかなか難しい
のではないでしょうか

そこで、指導者としてどのようなきっかけを与えるのか
ということが大切になってくると思います



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よくある問題として、「聞きに来ないから指導しない」ということがあると思いますが、これには「聞けない」ことの根本的な問題を考える必要があると思います。
①聞きにくい
これは、双方の関係性の中で聞きにくい状態になっていないかということの問題です
②何がわからないかわからない
これは、自分自身が何がわかっていないかをわからないことで聞きにいけないというものです。
この2つの問題のどちらかを分析することが、問題解決の糸口となり、指導のきっかけとなるのではないでしょうか。

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そして、自ら教えを乞うという主体性を持たせるためにどう動機づけをするか。動機づけをするために、何がわからないのか、何ができないのかを明確にしたり、やるべきこと、やりたいことを考えたりする中で、行動目標をたてる。また、自問自答し、問題意識をもち、問題解決につなげるために、指導者、実習生双方がどのような手段と方法を考えるか
ということが大切になってきます。人材育成の本を読んでいると、自律型人材の育成というキーワードがたびたび出現します。これは、自ら課題を見つけ出し主体的に動く人材のことで、これとは逆にでてくるのは指示待ち人材という一つ一つの事象に対して、指示がないと動けない人材のことを言います。いかに「自立」から「自律」に導いてあげられるかという関わりが重要ではないでしょうか。


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臨床実習において最も効果が高いのは、経験学習だと思います。この中では、表題にもあげていますが、計画8割、実行2割といわれるくらいまず、計画が重要であるということです。まず計画を立て、経験し、うまくできなかったことに対して省察する。この省察が次につなげていくためには最も大切になります。
そして、省察したことを概念化し、実践へつなげていきます。この中で指導者は、しっかり計画と省察のフォローをする。そして、しっかり概念化する手助けができればいいと思います。


臨床実習では、全てのことを理解してもらい
できるようになることは難しいと思います

毎回臨床実習に携わって思うことは
受動的な状態から能動的な学習へつながる動機づけや
きっかけを与えることができただろうか

次の実習へ発展性を持たせることができただろうか

もっといい指導方法はなかっただろうか

と自問自答を繰り返しています

「実習生の出来が悪いから…」ということで逃げるより
「自分の指導がうまくないから…」ということを考えつつ
自分自身が次への発展的な思考を持ち、
成長へつなげていくことが大切ではないでしょうか
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このエントリーのタグ: 臨床実習指導
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コメント
10:駄文です。 by on 2015/05/15 at 03:19:14

思うのですが、何故PTのバイザーは臨床経験が未熟で当たり前の学生に事前計画を立てさせるのでしょうか?
事前計画はそりゃ大事ですが、学生同士でしか練習をしてない学生に現場を想定して〜なんて不可能に決まってると思いますが。。。。
そりゃ何もわかっていない学生に大事な患者様を触れさせるなんて〜ってのはわかりますが、それなら学生の技術がどのレベルなのか事前に把握しておくのが指導者としての最低限の準備だと思いますが。。。
それもしてない状況でとりあえず計画立ててこさせて実際やらせて「全然出来てないじゃないか!」ってそりゃ当たり前でしょう。
今までに経験積んどくべき〜って言う意見も当然あるかと思いますが、一緒にするのは変かもしれませんが、某ハンバーガーショップで何年もやってる超ベテランでも店舗が変わって店の配置が変わっただけで仕事効率が格段に落ちるなんて普通の話ですし、ましてや未熟な学生にどんな状況でもコンスタントに〜ってのは無理難題かと。
それで失敗したら学生はより萎縮してしまい、消極的になりより失敗しやすくなると思います。
PTにとってわかりやすくいえば、カルテに○○動作自立って書いてるからってそれう鵜呑みにして確認もせずにやらせていいの?ってのは普通の発想だと思います。でも学生相手だったら○○年生なんだから出来て当たり前ってのを盲目的に鵜呑みするってその違いはなんなんでしょうか?。
これに限りませんが、PTの臨床実習って指導者は理想論ばかりを述べて、他の業界だったらあり得ない様な奇麗事重視の指導してるってことが無茶苦茶多い様に感じます。

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